本気で売るなら中古車買取専門店へ
たとえ1円でも高く愛車を下取ってほしいというユーザーの気持ちとは裏腹に、なかなか理想の額で査定してもらえないケースも多いのが現実です。自分が大切に乗ってきた、思い出のつまったクルマほどその思いは強いはず。そんなユーザーの気持ちを第一に考えてつくられたのが、中古車買取専門店です。
ハナテンが昭和40年代に斬新なテレビCMでアピールをはじめたのが、個人買い取りの第一歩だったわけですが、その後さらに買い取りをクローズアップした専門店をオープンさせました。これがとても好評だったため、今では中古車業界全体ですっかり買取専門店もメジャーな存在となってきました。
現在では、クルマを売る対象としてあげられる店舗形態は4タイプに大別できます。
店舗形態
- 認知度が圧倒的に高い新車ディーラーの買い取り部門
- 大型中古車販売店の買い取り部門
- 買い取り専門店
- 改造車やドレスアップ車など需要の限定されるクルマを扱うタイプ別買い取り店
ユーザーのニーズに合わせて売却店も選べる時代になりました。
中古車買取と中古車下取りの違い
注目したいのが、下取りと買い取りの違いについてです。下取りというのは基本的にディーラー系の販売店がおこなうもので、改造車やドレスアップ車は査定で不利になります。人気車、不人気車を問わず年式相応の基本相場で値がつくため、ごく普通のクルマを乗り継ぐ人には有益かもしれませんが、純正装備でも加点ポイントにならなかったり、もし他メーカーのクルマを買う場合は、それだけで査定が不利になります。
一方の買い取りは、人気グレードや装備によってもポイントが加点され、改造車やドレスアップ車はパーツごとに加点されます。古い絶版車なども、独自のマーケットにおいて人気、不人気があるので、そういったマニアックなクルマに関しても圧倒的に買い取り専門店は有利です。また、同一店舗での買いかえなら残ローンを継続することが可能なケースも多いようです。
これらのことを考慮すると、少々手間でも本気で愛車を高く売りたいなら、中古車買取専門店の利用が有利と言えるでしょう。